ここのところ、毎日がさくらんぼです(笑)
先日、すみれガーデンのさくらんぼの様子を見てみたら
小さくて 酸っぱいけれど さくらんぼがなっていて、
もう、可愛くって どうしようもなく愛おしくなっちゃいました(笑)
祖父がこの宿を開業した頃に植えられたさくらんぼの木。
当初から植えてあったのかは 実は定かではないのだけれど
実のなる木が好きな人だったから、きっと採って食べられたらいいなぁ~なんて単純な理由で
植えたんだと思う。(笑)
実家にも20年前までは柿の木が2本あって、渋柿だったから、毎年焼酎で渋抜きして食べていたっけ。ビニールの袋に油性の黒マジックで仕込んだ日付を書いていた。そういう作業を全部祖母がやっていたんですよね。祖母は柿が大好きだったからすごく嬉しそうに一生懸命作業してたっけ。わたしもすごく大好きだったから下のほうになっている実を採る手伝いをしたり。「落ちるなよ~」とか 祖母に言われながら。
実家のお店のリニューアルがあったことから、残念ながらもうその柿の木もなくなってしまったけど こうして昔のことを思い出してみると 実は祖母はさくらんぼも大好きだったから「あったらいいなぁ」とかつぶやいたことを祖父が聞いて祖母の楽しみのために植えたのかもしれないな~。そういう夫婦でしたから。
お宿のさくらんぼの木は3本。
昔から実付きのいい木ではなく、毎年毎年近隣の山に住む猿たちがやってきては彼らのいい「おやつ」になってる。人間の口に入ることなんて ほとんどないさくらんぼなんです。
実は昨日も 猿たちが子猿を連れてやってきて 下に落ちた実でさえも全部食べて山に帰っていきました。たぶん、祖父母の生前もそうして 繰り返されていたことだと思います。だから、きっとその様子を二人は目を細めて離れから見ていたに違いない(笑)
だからわたしも 同じようにそういう仕組みになっている光景をただ楽しみながらお客様と見ていました。そして、やっぱり今年もそうだったな~って どこか安心した気持ちになり 恒例行事を見守っていました。もうこれは すみれガーデンのさくらんぼの木の役割りみたいなものですね(笑)
あっ、でも人が楽しめる山形のさくらんぼ農園さんでは猿たちに食べられることなく今年も「さくらんぼ狩り」や「さくらんぼとり放題」「さくらんぼ食べ放題」と銘打って開園なさっていらっしゃいます。
山形のさくらんぼは今は「佐藤錦」が最も旬で さくらんぼの王様と言われる佐藤錦の圧倒的な美味しさにわたしも魅了されているところです。
ちょうど宮城のお客様が 「旬だから~食べて~♪」ってくださった佐藤錦を先日も食べたばかり。
っていうか、逆ですけどね、それ。
わたしたちが「食べて~」しなきゃならないのに そう言ってお土産にしてくださるお客様の気持ちの良い優しさがお宿中に広がった瞬間でした。
ここのところ、毎日がさくらんぼの出来事の数々。
いろんなさくらんぼのエピソードが 心にほんわかとした灯りを燈してくれました。
山形のさくらんぼ。
すみれ周辺のさくらんぼ農園さんもオープンになりました。
今日も ここへ来てくださったあなたに ありがとう。
初めての方 最後まで読んでいただけ嬉しいです♪
おふたりの特別な時間のお手伝いをしている
時の宿すみれの女将 黄木綾子の本日のブログは さくらんぼエピソード。
では、また ね。
P.S お問合せがあったので さくらんぼ農園情報を二つ下記に…参考にしてくださいね。
一つ目は 我妻観光果樹園さん。
国道13号線沿いで お宿から福島方面へ向かって15分、右側にあります。よって、飯坂インター福島からだと 米沢へ向かって30分、左側です。国道沿いにあるので 移動先により 大変便利で 且つ、すみれのお客様からも好評です。佐藤錦狩りは7月15日頃まで!その後は☆別品種☆
山形県米沢市万世町梓山1882 電話0238-28-5431
二つ目は 鈴木農園さん。昨日パンフレットを持ってお宿に訪ねてくださいました。
お宿から10分 上杉神社など米沢市内の観光施設に立寄る予定の方には 最適です。ご家族でなさっていらっしゃいます。とっても良心的で本来は予約制ですが米沢の温泉旅館に宿泊の方には予約なしでも入場できるように取計らってくださるそうです。今年は6月30日くらいまで!延長あったらまたお知らせしますね♪
山形県米沢市李山5510 電話0238-38-6266