こんにちは。
結局2日間で東京米沢間の移動に17時間かかってしまった あやっちです(汗)
東京での快晴を見て まさか こんなことになるとは夢にも思いませんでしたが、東京行きに9時間、米沢へ8時間という記録を達成しました(笑) 帰りの米沢行きの山形新幹線つばさの遅れは すみれのお客様にまで及んでしまったので わたしの気持ちも自分だけでないことに複雑でしたが 窮屈な思いをなさったのに 終始すみれでのひとときを楽しんでくださって 温泉米沢八湯会のモニタープランでは 米沢焼の体験してくださって
「出来上がりが楽しみ!」 と先ほど メールをくださいました。
「またお邪魔します☆」 と言ってくださり
大変だったはずなのに 安心した気持ちになりました。
新幹線に乗る人は ビジネスマンやご旅行、今回は受験の為という方もいらしたかもしれませんが他人同士が狭い車中に 肩を寄せ合って共に移動するという あたり前なのに よく考えてみれば
なんとなく不思議な空間で 今回初めて長い間停車してしまったことから 普通の移動時間にはあまりないことも体験することができました。それが 隣の人との会話だけでない出来事です。
東京行きの新幹線は福島までの運行を中止して 途中板谷という駅から米沢駅に戻ることになりましたが 戻るまで3時間以上停車がありその間も 隣の方とお互いの目的地や 米沢へ戻ってから山形を経由して仙台へ移動した場合に最終に間に合うのだろうか。とか バスは出ないのだろうか。とか いつ動き出すかわからない車中でお互いの不安を話たり、電源やガムを分けあったりと。同じ境遇にある者同士なんとなく 仲間意識みたいなものが 生まれた空間になっていました。
不思議なことに 誰一人取り乱したり 職員の方に質問したり 文句を言うような人はなく 整然とした理性の空間でもありました。これが日本なんだな。という感じ。
代行バスが米沢に用意されることを知ったのは 今から発車しますというアナウンスがあってからで停車から3時間以上が過ぎていましたが どうしても今夜中に上京しなければならないわたしにとって とっても安心した放送でした。
米沢に停車すると バスが到着するまで 車内で待つように言われ ちょっとした食料を調達する為に そのまま山形へ戻る隣の方に別れを告げて 一旦下車しました。
新幹線は もうすでに決められた席に着かなくてもいいような状況だったので 車内に戻ったわたしは 空いている席に座ってバスを待つことにしました。
すると ご年配の女性が わたしの隣に座り 「大変なことになったわね~」と話をかけてくださったのです。
ご婦人は埼玉県の北本市から山形へ旅行にきたこと。
隣の家の奥さんが 山形県新庄市のご出身で 今回の山形旅行は 2回目だったこと。
グループで来ていて 皆さんとの 観光や 買い物が楽しかったこと。
バラ農園で見たバラの綺麗だったこと。
いろいろお話しをしてくださいました。
でも その方達は その帰りに新幹線が停車してしまって。
わたしはとっても気の毒に思いながらも 山形に来ていただいたことが嬉しかったので
「山形を悪く思わないでくださいね」って言いました。
少し経って 席を離れていたおばさんが戻ってきて わたしにこれをくださったんです。
鹿児島のお菓子なんだそうです。
もう一人の女性が「よもぎ味がして 美味しいのよ。」って。
わたしが「すみません、嬉しい!ありがとうございます。」って言ったら
「山形のこと悪く思わないで。って言われたの。ってこの人に言ったら、「かわいいこと言う人ね」って これあげよう♪ってなったのよ。」ですって(笑)
その後もしばらく代行のバスを車中で待ち、JRの職員の方がお茶とカロリーメイトを配ってくださいました。そのカロリーメイト、チーズ味だったのだけれど 隣のおばさんが
「あ、わたし、チーズ味が一番好きなのよ~」って にっこり笑って。
「わたしもなんです~」って 二人で顔を見合わせました。
「今は食べないで 後で食べるわ、わたし」と言って 鞄にしまっておいででした。
わたしもしまいました。
そのカロリーメイトとお茶が なんと 帰りの新幹線の中で役に立つとは!!!
それにしても 「旅は道連れ 世は情け」っていうけれど そのことを実感した今回の体験。
帰りは「これから銀山温泉に行くのよ」という方達とご一緒でしたが この話はまた今度(汗)
昨夜米沢に到着したのは20:00を過ぎていましたが 銀山温泉への道のりはあの後どうだったのかしら?
自然を相手に わたし達はどうすることもできないけれど でもね、その中で いろんな人と関わり合って 支え合って 笑い合える楽しい時間を過ごすことができること、生きてることって、感謝なんだなぁ。って こころから思える旅でした。
長い話に付き合ってくださった あなたにも 感謝しています♪
これからも ご一緒に楽しんでまいりましょうね!
では、また明日。