「春待ち鍋」という名前がついていましたが、すでにポカポカ春になった気分。
お料理を通して人の温かみを感じた 米沢の冬の嬉しいひとときでした♪

 

酒粕の泡を使った粕汁 春待ち鍋。

酒粕の泡を使った酒粕汁。
米沢伝統野菜遠山かぶ、生姜の効いた米沢鯉のつみれなどが入ってます。

 

こんばんは。

 

お二人の特別な時間のためのお手伝いをしている
時の宿すみれのあやっち女将こと 黄木綾子です。

 

今日は 米沢の郷土料理のご紹介をさせてくださいね♪

 

昨日記事に書いた米沢の伝統工芸「刺し子」の遠藤きよ子先生達と その日の昼食をご一緒させていただいたのですが わたしは期間限定になっていた『米沢お宝弁当』をチョイス☆

 

米沢の酒蔵 東光さんの酒粕を淡雪に見立て 泡の酒粕がふんわり乗せられていましたが しょうがの効いた米沢鯉のつみれや 米沢伝承野菜遠山かぶ、打ち豆や人参が具だくさん♪
「春待ち鍋」という名がついていましたが すでにポカポカ。その温かみがすでに春が来たよう。

 

あさつきという葱のような細い野菜があしらわれた サラダには 湯引きした米沢鯉が!!
直江兼続が栽培を始めたウコギをドレッシングにして 米沢鯉のカルパッチョでいただきました。
さっぱりと美味しかったなぁ~♪ 滋養にもいい鯉ですが 米沢では200年前から鯉を医療にも役立てていたんですよ~(#^.^#)

海から遠い雪国の保存食の知恵の典型とも言える干した鱈を調理した 棒鱈煮や
昔から干して保存食としてきた雑草のような「ひょう」を煮物にした ひょう干し煮。
雪の中で育つ珍しい伝統野菜の雪菜が入った上杉家の陣中食だったといわれる冷汁。

 

何れも上杉鷹山の時代から今日まで親しまれてきたお料理。

 

ひょうの干し物は“ひょっと良い事があるように” と願いを込めて正月料理としてもよく食べられているんですよ~!

塩引寿司は 鮭の塩引きを乗せて お寿司に。内陸ならではの知恵がいっぱいの郷土料理の数々。 デザートには 温かい蕎麦がきを胡桃餡でいただきました♪

ご一緒の黒田さんは これらの郷土料理が少しずつ提供される「雪の膳」を召し上がっていらっしゃいましたが うこぎのご飯付きで とっても美味しそうでしたヽ(^。^)ノ

上杉鷹山公様が大飢饉から領民を守るために作った飢餓救済のための知恵が今も米沢の郷土料理として受け継がれていますが ここ上杉伯爵邸は 米沢の郷土料理を体験するのにはとっても最適なスポットです。

あたり一面の雪の中、この時期だけの食材の味覚や知恵が生んだお料理の歴史を感じながら 米沢の宝ものを体験していただければ嬉しいなぁ~って思います。

 

今日もここへ来てくださったあなたにありがとう。
初めての方 最後まで読んでいただけ嬉しいです♪

 

米沢まるごとお宝博&上杉伯爵邸&郷土料理のご紹介編
たぶん、今日が最終回。

 

 

では、また 明日ね。