3年経ったんですね。
恐ろしくて身震いするほどの悲しい出来事。
信じられない出来事って 受け止めたくない気持ちになってしまうけれど、実際にこの米沢にも地震が及んで、あの時のわたしは余震の不安から「またくるかも!?」と 目の前のお客様のご対応で精一杯、翌日からも毎日が必死でした。それからは、日が経つにつれしっかりそれを受け止めて 自分にできることを、わたしの役割を果たしていこうと「誓い」にも似た強い心を取り戻していたっけ。
でもね、3年経った今。
またね、すごく怖くて不安な心境に戻ってしまったんです。あの時の悲しみがまた大きくなって。
もしかしたら、それには他の理由がきっかけになったからかもしれません。
実はね、先日友人が突然倒れ、急逝したんです。
37歳という若さだったんです。
関わる人に対して人一倍思いやりのある優しい人、笑いと癒しをくれた友人でした。
彼に会うことを楽しみにしている友人、仲間がたくさんいました。
つい最近までやり取りをしていた友人なので 突然の訃報に彼の名を呼び、ただ呆然とするだけ、「まさか」とか「ありえない」とか「嘘だ」という気持ちでいっぱいでした。
彼の気持ち、どうだったでしょう。
まだまだ逝ってしまうことなんてできない理由が山ほどあったはずです。
どれだけ悔しかったんだろう。どれだけ泣きたい心境だったんだろう。
その彼ね、「まーちゃん」っていうんです。愛嬌のあるニックネームでしょ?
あまりにも悲しすぎて、涙が溢れてきたけれど わたしには目の前にお客様がいらっしゃいました。 だから、受け止められない気持ちを「受け止めないこと」にしちゃった。
気遣いのある まーちゃん、楽しい場が大好きだったんです。
ワーワー泣いたら、お客様の楽しみが「楽しい」じゃなくなっちゃうから。まーちゃんが望むことではないから、だから、その間は意識して いつも通りのわたしのままでお客様との時間を過ごして。
だけどね、昨日仕事が終わって・・・とうとう堪えきれずにワーワー泣いてしまいました。
どんなにまーちゃんが楽しい場が好きだからと言っても 悲しすぎて涙が止まりませんでした。
今日はまーちゃんの告別式でしたが、参列できなかったわたしは、米沢からまーちゃんに感謝の気持ちを伝えて心から祈りをささげました。
そして、3.11の今日、 震災で犠牲となられた方々への追悼をし、まだなお避難生活を送られている皆様の生活が一日でも早く安定することを願いました。
無念の思いが、悲しみが、まだ心から離れることはないけれど、しっかりできることをやっていこう。
決して 忘れないよ。
生きている、生かされていることに感謝して、生きる。
ね。