自然に感謝して　その自然の中で　生かされていることに気づき

その奇跡に　また　感謝する。

 

こんにちは。

 

時の宿すみれの女将　黄木綾子です。

 

 

一昨日の午後から　大平温泉の滝見屋さんに行ってきました。
過去に2回　日帰りで行ったことがありますが　今回初めて　お泊まりしてきました。
温泉米沢八湯会の仲間でお友達の安部里美さんが若女将を務めるお宿です。

毎年　お仕事でお越しになる　地域づくりを支援する「地域活性化センター」の椎川理事長を交えて里美さんと3人、プライベートでお食事会をしているのですが　前回冬にお会いした際に「今度はぜひ里美さんのお宿に泊まりに行きましょう♪」　と盛り上がり　今回の計画に至ったんです。

 

椎川さんは　ご自身の部下の方達も誘ってくださり　夕方に現地で合流しました。

佐賀県出身でバスケットボールが得意な吉田さんと　台湾出身で中国語のほか英語も堪能　バイリンガルのさおりさん。お勉強熱心で熱くて　面白くて　キュート。　二人ともとっても素敵♪

お休みをいただいて　しっかり遊びモードだったので　里美さんと一緒に車で大平温泉を目指す山道から　すでにハイテンションなわたし（笑）

だって　道すがら　目にも優しいグリーンの風景が　いちいちきれいすぎるんですもの。
それから　女同士の会話っていうの？　そういうのが　車に乗った途端はじまったりしてね、
内緒の話だけど（笑）

里美さんのお宿は　標高1060メートル。日本秘湯を守る会の中でも　秘湯中の秘湯。

吾妻連峰の最高峰　西吾妻山、最上川の源流の深山に位置しています。

お宿には　駐車場がありますが　その駐車場から900メートル、20分ほど歩かないと辿りつかない渓谷です。　すごいでしょ！？大平温泉は　平安時代の前期頃に修行僧により発見されたと伝えられていて　米沢の曹洞宗茂林寺開祖もまた　修行していたらしく　滝の様子や　自然の音だけしか聞こえない山で囲まれている環境を体験してみると　なるほど　ここなら　当時修行僧の荒行に　とっても相応しかったであろうし　創業106年という滝見屋さんですが　よくここに　お宿を建てたものだ、よくここでお宿を創めたものだと　ただただ感心するばかりでした。

 

大自然に身をまかせて　自然に寄り添うような気持ちでいると　その自然に対して心から「ありがたいなぁ～」と感謝の気持ちが湧いてくるし　その自然の懐に包まれているような感覚になると　今度は　この自然の中で　ただ「生かされている」ことに気づき　また「ありがたい」と　感謝があふれる。

 

大平温泉　滝見屋さんには　テレビがない。携帯電話がつながらない。Wifiもつながらない。ドライヤーがない。自動販売機がない。　そういう　日常の暮らしに必ずあるものがないという環境だけど　理由は一つ。

 

「山だから。」

 

より自然に近づこうとして　訪ねるお宿だから　それが当たり前のこと。

ないと思えば　なくて良いし、結果、なくてもいいです。ありがとうございます。と
また　感謝の気持ちになれる。そんな場所なんです。

だから　もしあなたが　滝見屋さんを訪ねるのであれば　おもいっきりその「ない、ないづくし」を面白がって　感謝して　たっぷりと自然に同調するように大自然に身を任せて　楽しんでほしいな～って思っています♪

 

本当に　素晴らしかったし、面白かった！　そして　楽しかった！
18時からの夕食では　食事も会話もお酒もすすみ（笑）

深夜にさおりさんと長話の露天風呂。
打たせの湯や　内湯も　とっても気持ち良かった～。

里美さんが用意してくれた　『ブナ』の樹から採取された酵母を使った「秘湯ビール」や　「岩魚の骨酒」なども　とっても新鮮で美味しかったです。女将たちのお料理も最高でした♪

 

「また　泊まりたいお宿」　もう一つ増えました（笑）

 

一泊と二食、ご一緒させていただいた　椎川さん、吉田さん、さおりさん、そして　里美さん。
お宿でお世話になった女将さんはじめスタッフの皆さんに　心から感謝しています！

 

 

帰り道は　お宿から駐車場まで　登り道。わたしも　しっかり歩かせていただきました！！
日帰り入浴のお客さんが連れていたわんちゃんも　ゆっくりと坂道を登ってた。
（希望の方には　荷物を運ぶリフトのある場所から　お車に乗せて頂くこともできます）
足はガクガク（笑）筋肉痛にはなったけど　幸せを実感できる体験ができたことを考えると
こんなことぐらいなんでもない（笑）　わたしには　まさに修行だったのかも（笑）

今日も　ここへきてくださったあなたに　ありがとう。
初めての方　最後まで読んでいただけ嬉しいです♪

 

では、また　ね。