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こんばんは。

 

今日は観光関係の団体、組織の総会が2件ありましたが 昨日はお宿のお仕事をセミナーのためにお休みして宮城県へ行ってきました。

 

「東北るねっさんすIN仙台」

 

「東北るねっさんす」は、東北復興支援プロジェクトで マーケティングコンサルタントの藤村正宏先生の「エクスマ塾」塾生さん達からの支援金を使って東北の各地で開催されているシンポジウムのことで多くの人に東北に来てもらい、本当の今の東北を見てもらいたい。そして、いろいろな人の出会いの場になりその中で東北の経済を活性化をするアイディアを出しているうちに 自分のビジネスにもアイディアが出てきたり、お互いにメリットがあるようにできないか?そのような思いから企画されたそうです。

 

わたしは このシンポジウムのことを知り米沢が開催地になってから山形の鶴岡、福島県、宮城県と今回が4回目の参加でした。

東北るねっさんすIN仙台 車中にて 藤村正宏先生

 

 

仙台に集合してからバスで移動し、東日本大震災で津波の被害にあった名取市閖上(ゆりあげ)地区に行きました。赤貝日本一のゆりあげで「漁亭 浜や」を経営していた佐藤智明社長のお話を聞きながらの移動。

東北るねっさんすIN仙台 車中にて「漁亭 浜や」佐藤智明社長

震災時に何もかも失い、最大の危機を乗り越えてきたそのお話を伺いながら ゆりあげのマチがなくなってしまった風景が見えて来た頃には涙があふれてきました。

佐藤社長の九死に一生を得た状況がその現場にいることでよりリアルになり 怖さと悲しみがこみあげてきたんです。

3月27日に臨時の朝市を開いた時に写真の方たちが無償で働いてくださり お客様が「浜やの赤貝丼がまた食べたい」とおっしゃったのを聞いた時 求められていることが嬉しくて心の底から力が湧いてきたんだそうです。お店や家、お金もなくなってしまったけれど、お客さんや社員という大切な宝があると。

それから現在もゆりあげの復興に力を尽くしていらっしゃいます。今では様々な人とのご縁で別の場所に店舗を復活され、社員の方々も活き活きと働いていらっしゃいます。佐藤社長はおっしゃいました。「1人でも多く現地を利用してもらいたい。企業が元気になることがマチ作りになっていく」と。

エクスペリエンスマーケティング 藤村正宏先生

バスでの名取市閖上地区の見学後 シンポジウムの一環の藤村正宏先生のセミナーでは、佐藤社長の「笑顔とありがとうが溢れる会社にしたい」という言葉と重なるような大切なビジネスの胆になることを教えていただき 今回このシンポジウム参加がとても有意義に感じましたし、被災地宮城県の経営者の方々にお会いし、逆にパワーをいただき帰ってきました。

現地に行って感じてみるという体験がこれほど大事なことなのかということを痛感した一日になりました。